
こんにちは。庁舎整備課です。
7月9日の記事でお伝えしたとおり、鎌倉市では現在、深沢地域での新庁舎整備について、これまでの計画を見直し、「整備手法の再検討」を行っています。
まだお読みでない方は、ぜひ、こちらもご覧ください。
“新しい庁舎、どう建てる? ~「整備手法の再検討」について~”
今回は、この整備手法の再検討を目的とする、
第1回新庁舎等整備手法検討会議を令和8年(2026年)8月17日に開催しましたので、その内容をお伝えします。
この会議で何を検討するの?
この会議では、新しい庁舎をどのような方法で整備していくかを、様々な分野で知見を持つ委員や公共団体から推薦された委員の方々に議論、検討していただきます。
たとえば、
・民間資金やノウハウを活用する方法
・様々な機能を持った複合施設のあり方
・公民連携の手法
について、様々な手法を比較しながら、市の財政負担を最小限に抑える方法を考えていきます。

会議の様子(プライバシー保護のため、傍聴者には加工を施しています。)
会議で話し合われた4つの論点
第1回会議では、新庁舎整備に向けた現状と課題について、委員の方々から様々な意見をいただきました。
1. 災害に強いまちに
現在の市役所本庁舎は、地震が起きた際の安全性が課題です。
そのため、災害時にも市民や職員の命を守り、行政機能を支えられる拠点として、深沢地域へ防災や行政の機能を分散させることは非常に有意義であるとの意見が出されました。
また、深沢地区の水害対策についても、
24時間総雨量302㎜の大雨(年超過確率1/100)を想定し、
宅地の地盤を盛土でかさ上げするほか、調整池の設置や周辺の遊水地整備が進むことで、
地域全体の治水・安全性を保つ計画であることなどが確認されました。
2. 庁舎を、まち全体を活性化する開かれた拠点へ
新庁舎は、単なる「行政の執務室」ではなく、周辺地域や市全体を活性化させる拠点として機能することが求められ、利用しやすい広場や公園機能と庁舎を一体的に整備し、新駅を活かした「人中心のウォーカブルな(歩きたくなる)まちづくり」の視点が不可欠、との意見が出されました。
3.市と民間の“Win-Win”を目指す
庁舎整備に民間の資金やノウハウを活用することで、整備や維持管理の方法に工夫ができる可能性があります。
一方で、民間企業もビジネスである以上、利益が見込めなければ事業に参画してもらえません。
そのため、全国にある多くの複合施設の事例から「なぜ成功したのか」をしっかりと研究する必要があるという意見が出されました。
4.公共的使命をどう確保するか
施設の中には、地下に雨水を貯める機能を持たせるなど、公共的使命を担うものもあります。
民間との複合施設であっても、こうした公共的使命を持たせ、市民を守る設計をしていくべきだという意見がありました。
今後はどう進めるの?
今後の会議では、委員の方々からいただいた、
・市民サービスと防災性を確保できるか
・まちに開かれた庁舎にできるか
・市と参画する民間企業の両方に利益のある手法はなにか
・民間の力を活用しながら、公共的使命をどう保てるか
という意見を踏まえて、整備手法の評価項目(判断フレーム)の検討や他都市の先行事例を研究して、議論を深めていく予定です。
さらに、実際に公民連携の事業を手がけた民間のプロから直接お話を伺える場も設けたいと考えています。
市民の皆さんにも検討の状況が伝わるよう、今後もわかりやすい情報発信に努めていきます。
📅 次回のお知らせ
第2回検討会議を開催します。
日時:令和8年(2026年)10月9日(金) 午後2時〜4時
傍聴の申し込み期間:10月1日(木)〜10月7日(水)

